囲碁を教える上で意識していること

囲碁を教える上で意識していること

皆さんこんにちは。
DecoBoco合同会社の井桁です。

私は2015年から囲碁を教える仕事を始めました。
少人数制の教室やレッスンを主に提供してきたため、生徒一人ひとりと近い距離で接してきたと思います。
 
子供からご年配の方まで年代も幅広く、またレベル感も様々で、囲碁に初めて触れる方もいれば、もっとステップアップしたい方もいます。

実力や状況によって教える内容は異なりますが、教える上で常に意識していることが1つあります。

まず相手の話を聞く

それは相手の話を聞くことです。

「教える」というと講師が話す姿をイメージしますが、それよりも相手に耳を傾けることが大切だと思っています。

相手のことを聞くのは、具体的な学習プランを立てる前です。
得意や不得意なこと、囲碁のどんな時が楽しいと思うかなど様々な角度から把握します。

ここを意識することで、相手の今知りたいことや、その人に適した伝え方を把握できるようになります。
その人に向けてアレンジした指導ができるようになれば、より充実した時間をお渡しできるでしょう。

話を聞かないまま始めると、どうしても講師の視点だけでの指導になります。
生徒の意見が入ってないので、時にはその人が学びたいこととズレが生じるかもしれません。
もちろん生徒は「先生が言うことよりも、別のことを学びたい」とは言いづらいので、もどかしさを感じながら過ごすことになってしまいます。

囲碁を教える目的は、その人に囲碁をもっと楽しんでもらうことです
そのためにまずは相手の話を聞く。
そうして集めた声をもとに学習プランを立てることで、より楽しい時間を実現できるでしょう。

井桁健太DecoBoco合同会社 代表

投稿者プロフィール

DecoBoco合同会社 代表社員/33歳
囲碁アマ五段・講師歴:10年

個人レッスンやオンライン囲碁サロンの運営などを通じ、初心者から経験者まで幅広く囲碁を教えている。
YouTube「井桁健太の囲碁チャンネル」でも講座動画などを多数載せています。登録者は3700名を突破(2024年7月時点)。

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