【参加レポート】湘南ひらつか囲碁まつり

こんにちは。囲碁アマ五段・DecoBocoの井桁です。

10月13日(日)、神奈川県平塚市で行われた湘南ひらつか囲碁まつりに参加しました。
平塚市は昭和の大棋士・木谷實九段が道場を構えた街で、それにちなんだ囲碁イベントです。今回は木谷九段の50回忌にあたる年と言っていました。

目次(項目をクリックでジャンプ)

棋士による1000面打ち

メインイベントは棋士による1000面打ちです。
約70名の棋士が一人6,7面打ちを担当します。それを2枠行って計1000面打ちというわけです。
駅前に碁盤がズラリと並ぶ光景は新鮮で、見ていてとてもワクワクしました。

13時に開会。参加する棋士が入場行進してきます。
先頭を歩くのは井山裕太九段。後ろには山下敬吾九段、羽根直樹九段と続きました。続いて大竹英雄九段や石田芳夫九段といった木谷門下の棋士も入場。豪華な顔ぶれでした。

私は指導碁を2回目の枠で申し込んでいたので、それまで他の催しを見学していました。
石倉昇九段による囲碁体験コーナーや、囲碁とゲートボールを合わせた「囲碁ボール」といったコーナーなどありました。

1回目の指導碁の様子を見ていた時、羽根直樹九段がこちらに向かって歩いてきました。
私は羽根九段の棋譜をたくさん並べてきたこともあり、憧れている棋士の一人です。

こちらに近づいてくるに連れて緊張が高まります。
ふるえた声でなんとか写真をお願いし、撮っていただきました。羽根さんの碁を見て強くなれたことも伝えられました。本当にうれしかったなぁ。

指導碁に参戦

15時から私の指導碁も開始。打ってくれたのは柳時熏九段でした。
柳九段はこれまで囲碁のタイトルを数期獲得しています。今はご自身の対局の他、YouTubeでも積極的に発信されている人気棋士です。

3子で対局開始。
どんな一局になるかと思っていたら、初手になんと五-5に打たれました。

いきなりこんな手を打たれるとは思わず、すごくドキッとしました。
プラスチックの石なのにビシッとかっこよく打っていましたね。

五-5は戦い歓迎という打ち方です。
棋士相手に戦いを仕掛けるのは勇気がいりましたが、自分なりに攻めの姿勢を維持して打てたと思います。

対局は途中で打ち掛け。振り返り時間ではこちらが気になっていた箇所を教えてもらい、とても勉強になりました。ありがとうございました。

イベントではたくさんの知り合いの方ともお会いできました。中には5年ぶりという方もいて、行ってよかったと思えました。

ひらつか囲碁まつりは毎年10月の第2日曜に行われています。
興味ある方は来年参加してみてくださいね。

井桁健太DecoBoco合同会社 代表

投稿者プロフィール

DecoBoco合同会社 代表社員/33歳
囲碁アマ五段・講師歴:10年

個人レッスンやオンライン囲碁サロンの運営などを通じ、初心者から経験者まで幅広く囲碁を教えている。
YouTube「井桁健太の囲碁チャンネル」でも講座動画などを多数載せています。登録者は3700名を突破(2024年7月時点)。

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