囲碁アマ五段の自戦記2〜眼あり眼なし〜

眼を持つことの大切さ

昨夜もネット碁で一局打ちました。
白番で打って中押し勝ち。

【東洋囲碁・五段戦】
井桁:白番中押し勝ち
*棋譜はこちらをクリック

42手目で下辺に打ち込んだ手は、普段の自分なら打ちそうにない手です。
対局前に並べた井山裕太王座の棋譜で、ちょうど同じような打ち込みを見たので試しに打ってみました。
ただ慣れない打ち方なので、そこから案の定苦戦を強いられました(笑)

100手目までは黒が打ちやすそうですが、この後黒が左辺で判断ミスしてくれたことで逆転。
そこから優勢を保ちなんとか勝つことができました。

棋譜には掲載してませんが、この後下辺の白2子を動き出したことで攻め合いが発生しました。
実戦は私の石が取られてしまったのですが、検討してみたところ「眼あり眼なし」に持ち込んで勝てる道筋があったようです。

「眼あり眼なし」っておもしろい形ですよね。
残りのダメの数は相手の方が多そうに見えるのに、眼を持っていれば最後に逆転してしまう。
今回もそんな不思議なからくりが働く展開だったので、実戦で打ってみたかったなぁと反省です。

自分のいつもの打ち方だとこうした攻め合いが発生することはほとんどありません。
慣れない打ち方にチャレンジしたことがそこにつながったようです。

こうした経験が囲碁の幅を広げてくれると思っているので、これにひるまず今後も色々とチャレンジしたいと思います。

ちなみに攻め合いの感覚を学びたい方は、手筋の問題集を解くことをおすすめします。
以下の本は電子書籍版のみ定価の状態ですが、興味あれば買ってみてください。
↓↓
『ひと目の攻め合い』(趙治勲 著)

井桁健太DecoBoco合同会社 代表

投稿者プロフィール

DecoBoco合同会社 代表社員/33歳
囲碁アマ五段・講師歴:10年

個人レッスンやオンライン囲碁サロンの運営などを通じ、初心者から経験者まで幅広く囲碁を教えている。
YouTube「井桁健太の囲碁チャンネル」でも講座動画などを多数載せています。登録者は4200名を突破(2024年11月時点)。

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