YouTubeはおしゃれな編集をしないと伸びないのか
- 2024/9/20
- YouTube
YouTubeの編集技術について
皆さんこんにちは。DecoBocoの井桁です。
4年前、YouTubeを始めようと思った時、「おしゃれな動画編集ができないと伸びないのではないか」と不安になりました。
人気YouTuberは皆さんとも撮影がうまいですし、状況に応じたテロップやBGMも使っているので、そういう編集技術がないといけないのではと不安でした。
ただそれまで編集したこともなかったので、せめて動画編集のスクールに通ってから始めようかなど、色々迷うことがありました。※編集の外注は考えていませんでした。
結論から言えば、そうした心配は杞憂でした。
おしゃれな編集ができずとも動画は見られていますし、自分の仕事の集客にもつながっています。
今回はYouTubeの編集技術について思っていることを書いていきます。
一番見られた動画
私のチャンネルで一番見られている動画はこちらです。
*白地に入る時の2つの候補
再生数は7万回!(2024年9月20日時点)
登録者が4000人で、他の動画はだいたい数千回の再生なので、いかに飛び抜けているかがわかります。
ではこの動画がおしゃれな編集をしているのかというと、けっしてそうではありません。サムネイルもシンプル過ぎます。
自分で言うのもなんですが、おしゃれとはかけ離れた位置にあります。
ではなぜこの動画が伸びたのかというと、視聴者に喜んでもらえる動画だったからです。
視聴者が喜ぶことが大切
あなたが普段見ているYouTuberさんを想像してください。
そして自分がその人の動画をなぜ見ているのか考えてみましょう。
するとおそらくその人が、あなたが気になる話題を取り上げていることが理由だと思います。
同じ趣味を持っている、気になる観光スポットを取り上げている、仕事につながるなど、自分が喜ぶ情報を出してくれているのです。
動画作りで大切なのは、視聴者が喜ぶことです。
ここを軸にして編集や撮影方法などを考えてみましょう。
私の場合、メインの視聴者層は65歳以上の男性です。
そしてこの人たちが求めているのは、囲碁の上達につながるかどうかです。
おしゃれな編集を求めているわけではありません。
動画を見ていただければ分かりますが、凝った編集はまったくしていません。
その人たちが悩んでいることを提示し、その解決策を示す至ってシンプルなものです。
テロップも大切なことを赤字と青字にするくらいで、誰でも作れそうな動画になっています。
そのように編集は拙くても、視聴者がすごく気になる話題を取り上げれば、YouTubeでは再生されるのです。
補足すると、65歳以上(おそらく70歳以上)がメイン層ということを考慮して、話すテンポを普段より遅くしています。
少しでも分かりやすく見られるように工夫しています。
時々すごく細かくカットしている人を見ますが、私は好きではありません。カットしすぎると話すテンポが早くなってしまうので、私の動画には合わないと感じています。
皆さんにとっての視聴者はどんな人でしょうか。
その人たちが喜ぶことを優先して、編集方法を考えてみましょう。
編集技術を磨く姿勢は忘れずに
ただし動画を作っていく中で、編集技術を磨いていく姿勢は忘れないようにしましょう。
私は動画を作る際、その動画で視聴者に伝えたいことを設定すると同時に、その動画で試したい編集技術も設定するようにしています。
「この動画ではテロップにこだわってみよう」「今回はアニメーションを入れよう」というように、毎回一つ新しい編集技術に挑戦しています。
時には「グリーンバックを使って撮る」と掲げて機材を購入することもありました。
こうして設定するメリットは、動画が伸びない時期でも、動画作りの意義を感じられることです。
以下の記事でも書きましたが、YouTubeは始めたばかりの頃は本当に見てもらえません。動画を1本作るのにすごく大変な思いをしたのに、それに見合う再生数までいかないのです。
*習い事の先生はYouTubeとどう向き合うか
そうした理想と現実のギャップによってやる気を失ってしまう人が多いと聞いていたので、対策として新しい編集技術を試すことを決めたのでした。
こうして決めておけば、仮に動画が伸びなくても「自分の編集技術は上がったから、作った意義は最低限ある!」と思うことができ、再生数とは別の喜びを感じられます。
再生数は動画を出し続けているうちに自然と増えます。
そこまで継続できるよう、編集技術も少しずつ磨きましょう。
視聴者に喜んでもらおう
YouTubeを始めようとすると、つい色々な不安が頭をよぎります。
今回書いたように、編集が気になって一歩踏み出せないという人もいるかもしれません。
ただ迷っていてはいつまでも前進できないので、まずは動画を作ってみましょう。そこで気付いたことがあれば、それを次の動画に反映してみてください。
動画作りにおいて大切なことは、視聴者に喜んでもらうことです。
そこに向けて、今できる精一杯を動画に込めましょう。