
本戦トーナメント
こんにちは。
囲碁アマ五段・DecoBocoの井桁です。
4月20日に日本棋院で行われた「アマチュア名人戦」の2日目に出場しました。
シード選手を含めた64人が集まり、ベスト8を決めるところまで行われます。
*1日目についてはこちら
1日目は奇跡的に勝ち星をあげられましたが、2日目になるとさすがに強豪選手ばかり。
私の相手もとても強く、残念ながら1回戦で負けてしまいました。
おそらく普通に打てば2子くらいのハンデが必要だと思います。
序盤から差をつけられる
私の対局は布石の時点でかなり劣勢になってしまいました。
色々考えて打ったつもりだったのですが、まさかここまで差が広がるとはと思うほど、打ちづらい状況になりました。
こうした強い人と普段打つ時は置碁なので、これまで置き石にどれだけ助けられていたのかを痛感しました。
2,3子が最初から置いてあるって、ものすごいハンデなんですね。
ただでさえ総合力が上の相手に、序盤から差を広げられていては追いつけっこありません。
せめて序盤は互角になれるくらいの勉強が必要だと感じました。
先手を取ることに強くこだわろう
対局後に軽く検討してもらったのですが、私が後手を引いてしまった場面で、実は先手を取れるチャンスがあったと指摘されました。
言われてみればその通りで、わずかな工夫で先手を取ることができたのです。
制限時間もある中で、「この形はこう打つもの」と思い込み過ぎていたのかもしれません。もっと柔軟に考えられるようにしなければいけませんね。
頻出形の話だったので、次からは気をつけられそうです。
全体の底上げを
強豪ともう少し戦えるようになるにはたくさんの課題があります。
序盤はAI定石の変化を覚えること、中盤はもっと読むスピードを早くすること、終盤はヨセの勉強です。
全部を一度にやるのは難しいので、まずは序盤の研究から始めようと思います。
中盤の読む力に関しては、手筋の問題集に取り組んでコツコツ鍛えます。
あとは強い人との対局も欠かせません。
そういう囲碁会も近くにあるので、積極的に参加しようと思いました。もちろん検討も忘れずに。
1回戦負けという結果は残念でしたが、普段と違う舞台で打てて幸せでした。
ありがとうございました!