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強くなる対局とは【囲碁】
- 2024/6/27
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皆さんこんにちは。
DecoBocoの井桁です。
囲碁には様々な勉強法がありますが、中でも効果があるのは対局です。
対局することで、勝敗に関係なく自分の課題を把握でき、その課題を克服するために棋書を読んだり詰碁を解く。
そして学んだことを対局で活かす。
こうした循環を回せれば、勝率はもちろんのこと棋力も自然と上がっていくでしょう。
そのためには、ただ対局をこなせばいいというわけではありません。
上達することを目標にして、しっかりと取り組むことが大切です。
こちらの記事では「強くなる対局とは」というテーマで、普段の対局を上達につなげるために意識したいことや、工夫できる点を紹介します。
勝ち負けを気にしない
まず勝ち負けを気にせず、自分の苦手と向き合う一局にすることが大切です。
勝ち負けを優先すると、自分が打ちやすい布石や展開を選ぶことがどうしても多くなります。
右に打つか左に打つかで迷った時も、つい自分の好みに合う方を選んでしまうでしょう。
もちろん勝つことを優先するならそれでいいのですが、上達という側面で見ると、そればかりではいけません。
似たような展開が多くなると、自分の打ち方の幅をいつまでも広げられないからです。
対局を上達につなげようと思ったら、苦手なことともちゃんと向き合いましょう。
戦いが苦手なら戦いを自ら起こしてみる。死活が苦手ならあえて死活が発生しそうな状況に持ち込んでみる(手抜くなど)。
そうして対局を重ねていくことで、少しずつ囲碁の幅が広がっていきます。
勝ち負けを気にしないといっても、負けるつもりで打つわけではありません。
得意よりも苦手に触れる時間を増やしていきましょう。
振り返りの時間も設けよう
対局を上達につなげるには、終局後すぐに振り返ることをおすすめします。
対局中は相手とのやりとりに熱中しているので、見落としがどうしても生じます。
冷静に振り返ってみることで、そうした見落としに気付くことができます。
また対局中に考えてはいたものの、結局打たなかった手について確認できることも振り返りの効果です。
自分は右に打ったが、左を選んだらどうなっていたのかと確認することで、その局面から得られる学びを大きくできます。
盤上を捉える感覚も磨かれていくでしょう。
そして振り返ることで、その時の自分の課題も分かります。
打ち込むチャンスが何度もあったのに打ち込めてなかった。
相手に切られてからうまく対応できず、石の形が崩れてしまったなど、その時の自分の課題が明確になります。
そこを解決できるかどうかが、次のステップに上がるチャンスです。
うまく振り返るには
そもそもどう振り返ったらいいのか分からない方に、おすすめの方法を紹介します。
まず全てを振り返る必要はありません。
自分が迷ったところだけ確認するので十分でしょう。
迷った局面まで並べてみて、実戦で選ばなかった方に打っていたらどうなっていたのか。
その効果を確認することがとても大切です。
また対局する際には持ち時間を設定しましょう。
おすすめは一人30分〜40分の設定で打つと、しっかり考えられるかなと思います。相手と合わせて1時間くらいはありますので。
私は時計を使わないと、つい早打ちになってしまいます。
早打ちになると「この形はあそこが急所かな」といったように、決めつけで打ってしまうことが多くなってしまいます。
するとそもそも疑問が湧いてないので、振り返る目星がつかないんですよね。
そうならないために、一人当たり30分〜40分の対局にするといいでしょう。
ちなみに自分たちだけでは打った順番を思い出せないという場合は、スマートフォンアプリなどで記録をつけながら対局するといいでしょう。
今は棋譜をつけられる囲碁アプリがたくさんあります。
無料のものから有料のものまで種類は様々ですので、使いやすいものを見つけてください。
ちなみに私が普段から利用しているのは以下の2つです。
・みんなの囲碁(無料)
・Smart Go Kifu(有料)
お試ししたい方は、「みんなの碁」で「人vs人モード」に設定して入力してみてください。
アプリをつけながらの対局は大変なので、序盤の50手ほどでいいと思います。そこまで入力したら、後は対局に集中しましょう。
一人では振り返られない方は
自分だけでは振り返りが難しいという方は、囲碁事業者が提供しているサービスを受けることも検討してみてください。
私も「かけつぎ」というオンライン囲碁サロンを運営しています。
「最高の教材は自分の対局である」をモットーに、会員の方の検討を手伝っています。
体験参加は一度無料ですので、興味ある方は、以下ページをご確認ください。
*オンライン囲碁サロン「かけつぎ」
時間の質を高めよう
今回は「強くなる対局」という切り口で、私が思うことをまとめました。
囲碁の対局はどうしても時間がかかるので、せっかくならその時間の質を高めましょう。
勝ち負けを気にせずに、苦手な展開とどんどん接していく。
また対局後はすぐに振り返る。
この2点を意識して対局してみてください。