目標となる人に触れよう

目標に触れる

こんにちは。DecoBocoの井桁です。

仕事でも趣味でも、私には目標としている人がいます。
その分野で先を走る姿を見て、自分もいつかそうなりたいと思っています。

日々膨大な情報を目にする中で、目標となる人を見つけられたのはとても貴重なことです。
そしてそういう人が現れた時は、なるべく会うことを心がけています。

七段にコテンパンにされた

先日出場した「つるりん杯」で、最終戦で七段の人と当たりました。
それまで3連勝していたので、最後も勝って全勝したいところ。そこに立ちはだかったラスボスです。

2子のハンデをもらって打ち始めました。
序盤は自分でも不満なく進められましたが、途中から少しずつ劣勢に押し込められました。最後はこちらの大きな石が取られてしまって投了。さらにチームも敗れて入賞を逃しました。

対局後に振り返ってもらったのですが、ある局面に対する評価が私とは180度異なっていました。

私はこれなら黒(自分)も悪くないと思っていた形を、その人は白が良いと評価していたのです。
これまでずっと黒も悪くないと評価していた形だったので衝撃を受けました。

なぜ白が良いのか解説してもらい、最後には納得できました。
負けはしたものの、収穫のある良い負け方だったと思います。

触れることで道のりが見える

実際に七段と対局したことで、私の中で「七段」という目標がより具体的になりました。

そこに近づくためには、相手を攻める手を研究し、急所の感覚を磨くことが必須です。
今までは何をしたらいいのか分かっていなかったので、大きな一歩だったと思います。

このように、目標となる人と実際に会うことで、気付けることがたくさんあります。
そういう人が出している本や動画で学ぶことはできても、やはり気付けないこともたくさんあるのです。その人の話し方やまとっているオーラなど、文字や画面越しでは伝わらない部分を体感できるのはとても大きい。

何より実際にお会いすることで、「ここからがんばろう!」と思うことができます。

お金を払ってでも触れる

七段の人とは大会で偶然当たりましたが、今後も上達を狙うのであれば、そのクラスの人と打つ機会を積極的に設けることが大切です。

強い人ばかりがいる環境に足を踏み入れるのは勇気がいりますが、その場所だから学べることが必ずあります。そうした機会があるなら、お金を払ってでも触れましょう。

皆さんが目標とする人と会う機会はありますか。
よほどの有名人だと1対1は難しいでしょうが、何かしらのイベントや講演に出ている可能性はあります。
遠方での実施だったとしても、その機会を大切にして参加することをおすすめします。

目標となる人がいたら、積極的に触れていきましょう。

井桁健太DecoBoco合同会社 代表

投稿者プロフィール

DecoBoco合同会社 代表社員/33歳
囲碁アマ五段・講師歴:10年

個人レッスンやオンライン囲碁サロンの運営などを通じ、初心者から経験者まで幅広く囲碁を教えている。
YouTube「井桁健太の囲碁チャンネル」でも講座動画などを多数載せています。登録者は3700名を突破(2024年7月時点)。

この著者の最新の記事

ページ上部へ戻る